柏パパの放射線測定日記

柏在住の2児のパパです。「ホットスポット」と呼ばれる千葉県柏市の放射線量を計測し、アップしてゆきます。子供たちが安全に暮らしていける様に除洗されるのが最終的な目標です!

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β線検出についての考察

週末に柏の葉キャンパス駅周辺の放射線量測定を行った際にβ線を検知した場所がありました。
舗装面であれば、比較的どこでも検出されます。

F1000121.jpg


β線を出す核種についてネットで検索すると、

水素3、炭素14、リン32、イオウ35、ストロンチウム90、テクネシウム99

β線とγ線を出す核種は

ヨウ素131、セシウム137

があるそうです。

ストロンチウム90とセシウム137は共にβ線を出すとのことですが、ストロンチウムの核種分析を柏市は行っていませんので、今回検出したβ線がどちらのものかは分かりません。

β線については、薄いアルミ板で遮蔽できるため、外部被曝ではあまり影響がないとされ、内部被曝の場合に影響が大きいとされています。
ストロンチウムはカルシウムの代わりに骨に蓄積することが有名なので、核種が不明な今は少し心配ですね。

次に数値については、先のブログでも書きましたが、
測定数値に対して「数値 1/cm2*min」が単位になります。
面積1cm2あたり、1分間でいくつβ線が検出されるかという数値で、ベクレルに換算可能です。

ベクレルの定義は「1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ場合=1ベクレル」です。

RD1008の測定値は1分間の数値ですので、

測定値47(cm2あたり)÷60秒=0.78333・・・つまり、1cm2あたり0.783ベクレルのβ線を放出する放射性物質(核種)が存在するということが言えます。
これを1平方メートルに換算すると、0.783×10000cm2=7830ベクレルとなります。表土が平米あたり7830ベクレルの汚染・ということですが、

チェルノブイリの基準でいえば、セシウム137基準で

3万7000Bq/m^2以上で放射線管理区域。
18万5000Bq/m^2以上で移住権利区域。
55万5000Bq/m^2以上で強制移住区域。

となります。

ベータ線だけではなく、γ線も位検出しているので、実際のベクレル数はもっと多いと予想されます。

β線を検出する場所には特徴があります。
それは、土や草の生えている地面ではあまり検出されず、舗装面でより多く検出されると言うことです。

手賀沼近辺にお住まいの方のブログでも同様のことをコメントされていました。

F1000122.jpg

こちらの写真の場所は、上の写真の場所から50cmくらいしか離れていない土の上です。
γ線の線量は約2.6倍ですが、β線は全く検出されていません。

市が測定してHP上で公表しているのはγ線の数値のみです。
私もこれまでγ線しか測定できないガイガーカウンターを使っていたので、アスファルト等の舗装面の方が土や草の地面の上より安全だと思っていました。

ところが実際にβ線を検出できる機器で測定するようになって、これまで見えなかったβ線の数値が見えてくると、
β線とγ線を検出する舗装面と、γ線のみの土の地面とどちらがマシなのか
(あえて安全とはいいません)分からなくなってきました。

これから少し勉強して、またお伝えしたいと思います。
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川口市が子供の放射線の年間被ばく限度について独自の規制値を発表!

国が全く頼りにならない中、埼玉県川口市は20日、子供の放射線の年間被ばく限度を1.64ミリシーベルト(0.31マイクロシーベルト/時)とする独自の暫定規制値を発表しました。


→川口市では、独自の放射線量の年間換算数値の基準を、1.64ミリシーベルトとしました

国際放射線防護委員会が示す人工被ばくの年間限度 1ミリシーベルトに、バックグラウンド(自然放射線)を加えた値で自治体としては全国初の快挙です!

測定値が0.31マイクロシーベルト/時を越えた際には学校の屋外活動等に制限を加えるといったような具体的な方策まで策定しています。

市民や保護者から寄せられた不安の声に応えた岡村幸四郎市長の英断だと思います。


詳細は下記の通りです。


(1) 基準とする数値「年間1.64ミリシーベルト」について
国際放射線防護委員会(ICRP)は、自然放射線と医療被曝を除く放射線量を、年間1ミリシーベルトとしています。※1
また、自然界の大地から放出される放射線量は、日本の平均で、年間0.34ミリシーベルトとされています。※2
これに加え、宇宙から地上に降り注ぐ放射線量は、日本の平均で、年間0.30ミリシーベルトとされています。※2
この、自然界以外の放射線管理基準に、自然界の大気に存在する放射線量を加え、年間1.64ミリシーベルトを基準としました

※1 ICRP2007勧告・放射線の管理基準(平常時:年間1ミリシーベルト以下に抑える) 

※2 独立行政法人放射線医学総合研究所,『放射線シリーズ-5「地域によって異なる自然放射線の量」』,放医研ニュース,1999.03


(2) 基準とする時間数値への換算について

時間当たりの基準値を0.31マイクロシーベルトとします
これは、

  1. 1年を365日とします。
  2. 1日24時間の生活を、屋外8時間、屋内16時間とします。
  3. 屋内は、屋外の数値に0.4を乗じた値とします。

年間1.64ミリシーベルトをもとに、こうして1時間当たりの数値を計算した結果です。



(3) 基準を超えた場合の対応について

  1. 0.31マイクロシーベルト/hを超えた場合
   保育所・幼稚園・小中学校の屋外の保育・授業時間を3時間以内とします。
  2. 0.38マイクロシーベルト/hを超えた場合
   屋外の保育、授業時間を2時間以内とします。
  3. いずれの場合も、各保育所、幼稚園、小中学校から保護者のみなさんにお伝えします。
   そして、家庭生活においても、外出の時間への配慮、判断の参考としていただきます。
   0.38マイクロシーベルト/hを超えた場合には、マスクの着用等を呼びかけます。

こんな自治体がどんどん出てきて欲しい。そして、柏市を始めとした、もっと空間線量の高い地域の自治体が追随せざるを得ないような状況になってほしい!
私たちも市に動いてもらうよう、もっと働きかける必要があると思います!


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武田邦彦教授のブログより~放射線に関する法律と今やるべきこと

中部大学の武田邦彦教授は最近メディアにも良く出てきていますが、私が知る限りでは、原発推進派にも係わらず、福島原発の事故以来一貫して、非常に中立的な親の目線で子供たちを守るというスタンスで、記事を書かれておられます。

→ 武田邦彦教授のブログ

私も事故以来ずっとブログをチェックしており、言われている通りに事態は推移していると思います。

注意すべき点も非常に素人にわかりやすく書いてくれているので(誤字は多いですが・・・)役に立つことが多いです。柏のホットスポット情報も武田教授のブログに記載されたおかげで広まったとも言われています。

今日は放射線の知識として、
【今やるべきこと】
【放射線に関する法令】(被爆限度=1年1ミリシーベルトの根拠)
を武田教授のブログから抜粋してお伝えしたいと思います。

私は基本的に、現在の柏市での放射線量は、気をつけてさえいれば何とか子供たちも生活できると考えています。
これには親の最大限の努力が必要ですが、その根拠は【今やるべきこと】に書かれています。


【今やるべきこと】

1. 普通(公的発表の空間線量、水道局の汚染発表など)で計算して1年1ミリなら、部分的に高い場所などに時々、接しても大丈夫、
2. 1年1ミリの生活をしていたら、間違ってお子さんに1日か2日、高い放射性物質がついている野菜を食べさせても、雨に濡れることがあっても、大丈夫、
3. つまり、「1年1ミリの中には人間の失敗も含んで、安全な数値になっている」ということ、
4. 1年1ミリを守れない人は、1年5.2ミリに切り替えて、今年1年は1年5.2ミリで行く、
5. その代わり、「放射線を忘れる」ことは止めて、放射線を意識し、かつできるだけ5年間で減らす努力をする、


柏市は既に上記の4.5.に該当します。1年5.2ミリは親が気をつけていれば何とか守れそうな目標です。


【放射線に関する法令】 (かなり詳細に書かれているので、詳しく知りたい方のみ読んで見て下さい)


放射線の被曝に関する基本的な日本の法律は、「原子力基本法」です。
第1条の目的には、「この法律は、原子力の研究、開発及び利用を推進することによつて、将来におけるエネルギー資源を確保し、学術の進歩と産業の振興とを図り、もつて人類社会の福祉と国民生活の水準向上とに寄与することを目的とする」とあります。

放射線による障害の防止として、
第20条に「放射線による障害を防止し、公共の安全を確保するため、放射性物質及び放射線発生装置に係る製造、販売、使用、測定等に対する規制その他保安及び保健上の措置に関しては、別に法律で定める」とあります。

この法律を受けて、「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」という やや長い名前のついた法律があり、
この法律は基本的なことが書かれていますが、あまり数量的なことは示されていません。この法律のもとにさらに

・「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律施行令」
・「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律施行規則」
・「放射線を放出する同位元素の数量等を定める件」

があります。

数量を決めるのは最後のもので、ここには後に整理をする厚生労働省と同じ数値が乗っていますが、ただ、排水、排気の基準のところに規則第19条があり、線量限度として「1年間に1ミリシーベルト」とあります。
これが「公衆が安全な線量」とされています。

条文に明記されていないのは、「公衆の限度を越える事態」そのものの概念がないからです。つまり人工的に放射線や放射性物質を出す場合は、「意図を持って出す」のであって、福島原発のように「制御できずに出す」という事はないと錯覚しているからです.

次に、厚生労働省の管轄である「労働者の保護」を目的とした放射線障害防止規則を説明しておきたいと思います。
厚生労働省の法律では、「労働安全衛生法」がまずあり、その下に「労働安全衛生法施行令」があり、さらにその下に「電力放射線障害防止規則」があります。
この規則は、労働者を被爆から守るわけですから、
第1条の目的には、「事業者は、労働者が電離放射線を受けることをできるだけ少なくするように努めなければならない。」とあります。

まず重要なのは「管理区域」の概念です。
つまり放射線の被曝を減らすためには、日本中どこでもかしこでも注意するわけにいかないので、ある放射線を超えるところだけ「管理区域」として決めるという考え方です。

第三条では、

一  外部放射線による実効線量と空気中の放射性物質による実効線量との合計が三月間につき一・三ミリシーベルトを超えるおそれのある区域
二  放射性物質の表面密度が別表第三に掲げる限度の十分の一を超えるおそれのある区域

となっています。

最初の数値は3ヶ月で1.3ミリシーベルトですから、1時間あたりの放射線量で言えば、0.6マイクロシーベルトになります。

福島原発から放射線が漏れ福島市の1時間あたりの放射線量が20マイクロシーベルトになったときに、わたくしはびっくりしました。
私が放射線と健康についてどう考えているかどうかは別にして、法律で管理区域が0.6マイクロシーベルと以上となっているときに、その30倍もの放射線量が、普通のところ=福島市全体、におよんだのです。
私は、福島市長が直ちに福島市を管理区域にして市民を守ると思っていましたが、事態はは全く逆になり、またびっくりしました。
また、表面汚染ですが、ここで言っている別表第3には、「アルファ線を出すもの:1平方センチメートルあたり4ベクレル.アルファ線を出さないもの40ベクレル」とされています。
3月31日、IAEAが飯舘村の土壌表面で1平方メートルあたり200万ベクレルを観測しましたが、1平方メートルは1万平方センチメートルですから、別表第3の単位では200ベクレルになり、これも管理区域の指定が必要です.

管理区域の設定が終わると、

1) 仕事の男性   年間20ミリ(1時間2.3マイクロ)
2) 仕事の女性   3ヶ月5ミリ(1時間2.3マイクロ)
3) 妊婦(内部)  妊娠中1ミリ(1時間0.2マイクロ)



最後にICRP(国際放射線防護委員会)との関係について整理をしておきます。

ICRPは1990年に一般公衆の線量限度を1ミリシーベルト(年)と勧告をしました。
これについて、日本の国内法にどのように盛り込むかについて、審議委員会は次のように要望を出しています.

「現行の施設基準を変えない事とし、管理区域の外側の一般人の被ばく線量が1年当たり1mSvを越えないよう管理を行う。
 ・現状の各施設における管理区域境界での線量の実測値と管理区域外側の一般人の滞在時間を考慮すると大部分の施設は年間1mSvを超えない。
 ・したがって「施設基準は現行もままとし、管理区域外側の一般人の滞在時間等を考慮し年1mSvを超える場合には『特別に管理する区域』を設けることによって、基本部会案と同等の安全対策を取ることが出来る。」と考えられる。
 ・管理区域境界において線量を連続モニタリングし、実測値を短時間例えば1ヶ月毎に点検することにより、状況に応じて管理区域の外側にさらに特別に管理する区域を設定すること等によって一般人の被ばく線量が年当たり1mSvを越えないようにすることは容易であると考えられる。」

つまり、直ちに明文化するのではなく実質的に1ミリシーベルトを越える怖れのあるところを注意していきたいということです

1990年勧告を受けて、放射線の専門家はみんな1ミリシーベルトで動いていたのに、福島原発で真逆のことを言われたので、私はビックリしました。

なお、政府の原子力データの管理機関「高度情報科学技術研究機構」では、そのホームページに、
「線量目標値は、日本の原子力発電の主流を占めている発電用軽水炉について、ICRP(国際放射線防護委員会)のALARA(合理的に達成可能な低減)の精神にしたがって、放出放射性物質による周辺公衆の被ばく線量を合理的に達成できる限り低く保つための設計及び運転管理の目標として、定められた(原子力安全審査指針)ものである。
その値は、実効線量当量で、年間50μSvで、一般公衆に対する線量限度の1/20で、地域による自然放射線からの線量当量の変動の巾より小さい。実効線量当量は、気体廃棄物中の希ガスによる外部被ばく、ヨウ素の摂取による内部被ばく、液体廃棄物に起因する海産物摂取による内部被ばくの合計で評価する。」

とあり、一般公衆の線量限度が1年で1ミリシーベルトであること、普段は1年間でその20分の1の50マイクロシーベルトを目標にすることが明記されています。

ICRPは「線量限度」(我慢できる限度)を1ミリシーベルトにして、原子力関係者に「努力目標」を求め、それが日本では50マイクロシーベルト(年)でした。


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