柏パパの放射線測定日記

柏在住の2児のパパです。「ホットスポット」と呼ばれる千葉県柏市の放射線量を計測し、アップしてゆきます。子供たちが安全に暮らしていける様に除洗されるのが最終的な目標です!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

市や市長のコメントに対する私の疑念(本日「広報かしわ」に市長のコメントあり)

本日、新聞の折込に入っていた「広報かしわ」に柏市長のコメントがでていました。

内容は以下の通りです。

今回の福島第一原発事故による放射線問題に関して、6月23日時点の見解をお伝えします。
 柏市の放射線量が平常時より高いことは事実であり、認識しています。大事なことは、その「高い数字」が健康にどのような影響を与えるのか、ということだと考えます。
 現在測定を行っているのが空間放射線量ですので、外部被ばくを前提とした話にはなりますが、今回東葛地区放射線量対策協議会で測定した柏市北部の平均値を用いると、放射線量は0.45マイクロシーベルト/時(※1)、平常時の自然による外部線量が0.1マイクロシーベルト/時(※2)、屋外8時間、屋内16時間は屋外時の40パーセントという前提で計算すると、今回の原発事故の影響と想定される柏市での年間外部被ばく線量は約1.84ミリシーベルト(※3)となります。

 現在、基準値に挙げられているものは、自然に被ばくする線量を除いて年間1ミリシーベルトと年間20ミリシーベルトの2つです。両方とも、ICRP(国際放射線防護委員会)という放射線の影響を検討する国際組織が勧告しているものですが、20倍の違いがあり、これが混乱を招く大きな原因の一つであると私は思っています。
 専門家ではないですが、私なりに、分かるよう解釈すれば、1ミリシーベルトは「影響を気にする必要はない水準」で、これが平常時の基準値です。一方、20ミリシーベルトというものは「進んで受け入れることはできないが、現実的には受け入れることが可能と推定できる水準」で、「この20ミリシーベルトを超えると、緊急時以外は容認できない」ということだと認識します。国は、非常時ゆえに、この20ミリの数字を提示している一方で、今後できる限り受ける線量を減らしていくことが適切であるとも述べています。
 市では現在、この1ミリを超えているので、「進んで受け入れることはできない」けれども、「原発事故が収束していないこの非常時には、現実的には受け入れ可能」という状態です。私は、250人もの世界の学者が検討を重ねた結果であるICRPの勧告を中心に現状を捉えていますが、やはり同時に、合理的にできる範囲で被ばく線量を減らす努力を続け、最終的には1ミリシーベルト以下を目指すことが大切だとも認識しています。
 放射線の影響を考えるには、高度でかつ専門的な知識が必要で、残念ながら、市の現状では、私も含めて市が自ら持つ知見だけで的確な判断が下せる状況にはなく、国際機関が提示する考え方の理解に基づいた意思決定を行っています。難しい内容なので、今後も一層の理解の向上に努めますが、学者間で統一した見解があるわけでなく、異なるさまざまな見解が市民に不安を与えていることも事実だと思います。
 内容を整理して、詳しく丁寧に説明することが必要であり、そのためにも東葛地区放射線量対策協議会を発足させました。専門家の意見を聞き、さまざまな見解を整理して、市の考え方をお示しすることを目的としています。独立行政法人国立がん研究センターでも同様の動きが見られます。
 放射線に関連する学者、学会の皆さんには、個人の見解を主張するのではなく、同じ土俵で考え方をぶつけ合い、全体としてまとめてもらいたいと切に願うとともに、市では協議会を中心に、専門家の知見を得ながら、全力を挙げてこの問題に対応していきます。


私は、常々市の広報における表現やこれまでの市長のコメントに対して強い疑念を抱いていました。

特にこの疑念が強くなったのは、6/27にHPで発表された、
「よくある質問と回答」の記事中の『【一般的なことについて】放射線量の基準はありますか?』の回答を見たときです。


【一般的なことについて】放射線量の基準はありますか?


この疑問を晴らすべく、6/27をはじめとして何度かメールを送ったことがあります。
問い合わせの内容は下記の通りです。

【問い合わせ内容】

6/24に公表された「放射線量等に関する市の考え方・取り組みなど」について、本文中に下記の表現があります。
「放射線に対する基準等が明確でないことを受け」

また、6/27に発表された「よくある質問と回答」の記事中の【一般的なことについて】放射線量の基準はありますか?の回答として

「一般の人が受ける放射線量としては、国際放射線防護委員会(ICRP)が2007年に勧告を出しており、その中で、一般の人に対する放射線量の指標を3つの範囲で設定しています。緊急時は20~100ミリシーベルト、緊急事故後の復旧時は年間1~20ミリシーベルト、平常時は年間1ミリシーベルト以下としています。
国の原子力安全委員会においても、この勧告を踏まえた考え方を示しています。」
とあります。

しかしながら、わが国における放射線に対する一般公衆の被爆限度は、

「放射線障害防止法(年間1ミリシーベルト)」があり、

労働基準法では、総被爆量(外部被爆+内部被爆)が0.6マイクロシーベルト/時以上となる場合、18歳未満の作業を禁止して「放射線管理区域」を設定しなければならない

と明快に規定がございます。

また、学校や公園の放射線量測定値の結果公表の本文中には下記の表現があります。

「文部科学省が示している校舎・校庭等の利用判断における暫定的な目安(1時間当たり3.8マイクロシ-ベルト)、さらには、放射線量低減策を実施する場合の指数(1時間あたり1マイクロシ-ベルト)を下まわりました。」

上記文部省の通達に関しては福島県のみに適用される
ものであり、福島県以外の地域では放射線障害防止法(年間1ミリシーベルト)のみが適用対象となるものです。

柏市の対応は、平常時ではないということのみをもって、上記法令違反を犯し、一方、
拘束力が無く、より基準の緩い、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告や
文部科学省の福島県向けの基準のみがあたかも放射線量の基準であるかのような表現を行っており


市民を欺いているとしかいえないと思われます。

現在柏市で放射線に関して適用可能な法令は、、「放射線障害防止法(年間1ミリシーベルト)」と労働基準法」のみです。

上記法令に従って、年間1ミリシーベルト以上の被曝のおそれのある場所(学校校庭や公園)の表土除去等の除染作業及び、外部被曝+内部被曝で0.6マイクロシーベルト/時を超える恐れのある場所の「放射線管理区域」の設定等、速やかに真摯な対応及び広報を行っていただくよう、切にお願い申し上げます。

上記のメールに対する回答はまだありません。

私の市に抱いている疑念は、上記の通り、わが国には一般公衆の人口放射線による被曝の限度に関する法令が存在するにもかかわらず、市はこれに一切触れず、より基準のゆるいICRPの勧告や、文部科学省の福島県向けの通達のみによって行動している点です。

上記に紹介した、広報かしわの市長の言葉にも本来市が遵守すべき法令については一切触れられていませんでした。
本日の市長の言葉は、かすかに光明の見えるような表現であることは間違いないとは思いますが、
私は市や市長が現在のごまかし(本来遵守すべき法令に触れていない点が改善されない限り、安心するのは早計だと思います

スポンサーサイト

テーマ:放射線に関する知識 - ジャンル:学問・文化・芸術

市・国等への働きかけ | コメント:2 | トラックバック:0 |
<<手賀の丘公園の放射線量測定 | ホーム | 手賀沼終末処理場(我孫子市相島新田)の放射線量測定>>

コメント

http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304847.htm

http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1307808.htm

大臣官房文教施設企画部施設企画課防災推進室.

はじめまして。測定等々お疲れ様です。
原発事故の件、私も2児の父でかなり敏感になっています。各省庁や県及び市への確認も出来る限りで電話しています。
縦割り行政、各課のたらいまわしで行き着くまで大変です。
文科省の書面で常に「福島」の記載があったのは僕も気にかけていました。本件、問い合わせたところ上記推進室がある程度把握しています。
PDFファイルもかなり深い所にあり担当者に教えて頂きいきつきました。

柏市の対応やプレスリリースに疑問をもっています。

これからもちょこちょこHP拝見させて頂きます。

柏市の担当者は各課共に余り把握していないのかそれとも知っていて曖昧な答えを言っているのか?
2011-07-06 Wed 21:31 | URL | らしゅかる [ 編集 ]
こんばんは。コメント有難うございます。

私は、柏市の市長を始めとして、各課に柏市で適用可能な放射線に関する法令について、メールで何度も送っていますので、知らないはずは絶対にないと思います。。
市は当然のことながら、これら法令のことは理解したうえで、また、文部科学省の通達は福島県のみに適用されることを知ったうえであえてそ知らぬ顔をして広報を行っていると思っています。
柏市が文部科学省に対して、通達を柏市にも適用するよう要請したという話も聞きました。

財政難の柏市で、年間1ミリシーベルトに抑えようとしたら、市内のほとんどの土地で除洗作業を行わなければならず、金額的に厳しいのは理解できますが、それでも法令は守らなければなりませんし、ましてや市民の健康・将来のためです。大規模な市債を発行してでも対応すべきだと私は考えます。
市の中枢の人は、市民の健康より財政の方が大事なのでしょう・・・


> http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304847.htm
>
> http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1307808.htm
>
> 大臣官房文教施設企画部施設企画課防災推進室.
>
> はじめまして。測定等々お疲れ様です。
> 原発事故の件、私も2児の父でかなり敏感になっています。各省庁や県及び市への確認も出来る限りで電話しています。
> 縦割り行政、各課のたらいまわしで行き着くまで大変です。
> 文科省の書面で常に「福島」の記載があったのは僕も気にかけていました。本件、問い合わせたところ上記推進室がある程度把握しています。
> PDFファイルもかなり深い所にあり担当者に教えて頂きいきつきました。
>
> 柏市の対応やプレスリリースに疑問をもっています。
>
> これからもちょこちょこHP拝見させて頂きます。
>
> 柏市の担当者は各課共に余り把握していないのかそれとも知っていて曖昧な答えを言っているのか?
2011-07-07 Thu 23:16 | URL | 柏パパ [ 編集 ]

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。